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緊張の仕組み

緊張は、「自分の身に危険が迫っている」と脳が判断をした際に、
「自分の体が危険を回避するために速く動けるように出す信号」です。

緊張によって、心拍数が上がり、酸素を多く取り込めるように呼吸が浅く、そして速くなります。

人間に限らず、犬や猫、虫や魚など、生き物は全般的に自分の身に危険が迫ると、脳の扁桃体(へんとうたい)が信号を出し、緊張して、速く動くことが可能になります。

しかし、例えば、面接や会議のプレゼンなど、「自分の身に危険が迫っていない場面」でも、緊張することがあります。

これは「他人の評価から自分の身を守りたい」という本能で、扁桃体が緊張するように信号を出しています。

「深呼吸をして落ち着く」という経験をしたことがあると思います。
これは、呼吸を深く、そしてゆっくりすることによって、扁桃体に「自分の身に危険は迫っていないよ」と教えて、緊張をしずめる取り組みです。

もし、必要以上に緊張をしていて、緊張をしずめる場合には、深呼吸が有効な手段ですが、「深呼吸をしても、極度の緊張がしずまらない」というお悩みを聞くことがあります。

その場合には、ゆっくり話し、ゆっくり動くことに取り組んでみてください。

例えば、仲が良い人に、「今から5分間、ゆっくり話すのに付き合って」と声をかけて、
「今日は良い天気だね」という一言を言うのに、
「きょ~う~は~い~い~て~ん~き~だ~ね~」と、20秒くらい時間をかけます。

気恥ずかしさがあるかもしれませんが、緊張で本来のパフォーマンスが出せなくなることを考えれば、有効な手段の1つだと思います。

話す相手がいない状況であれば、1歩あるくのに5秒かけたり、スマートファンで1文字入力するのに5秒かけたりするなど、意図的にゆっくりとした動作を行います。
手をパーからグーに変えるのに30秒かけて、また30秒かけてグーからパーに変えるのを繰り返し行うという方法もあります。

注意点としては、緊張がほぐれすぎて眠くなってしまう場合もあるので、緊張をある程度は残した状態で、ゆっくり話したり、ゆっくり動いたりするのは終了させてください。

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